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薔薇と十字架1 [薔薇と十字架]

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ちなみにコンサートで弾いているのはプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番です。

こんな感じですいません。
小説で補完したいけど・・・(*_*;



追記:さっそく誤字みつけました。
    陰口が影口になってました・・・。恥ずかしい。。。



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薔薇十キャラ作り、とか。 [薔薇と十字架]

キャラ作りや話作りに少なからず影響してる出来事といえば…
まあ、独断と偏見と妄想で語ってしまいますが…[たらーっ(汗)]
一例ですが登場人物の性格とからめながらダラダラしゃべろうとおもいます。
キャラクターの音楽性や演奏スタイル?くどくどと考えるのがホントに好きなんですよね[たらーっ(汗)]

生のコンサートはすごく参考になっています。

とある若手バイオリニスト(高校生くらいの男の子)のリサイタルを聴いたとき。
すごい攻撃性が高いというか、挑発的というか、尖んがってるというか、それでいてすごい芸術家ぶった弾き方するんですよね。
技術的にはめちゃくちゃうめ~何こいつ!とは思ったけどバイオリニストとしては好みではなかったのです。
思ったより音ゴリゴリしてないのはいいと思ったけど[たらーっ(汗)]
しかも、ヴィヴァルディの四季をそれぞれソリスト変えて演奏して、自分がソロやらない時は伴奏にまわるって形態あるじゃないですか。
それでその子は伴奏の間、2楽章とか超やる気なさそうに弾いてて、自分のソロ(冬だったかな)になったら超生き生きとノリノリで弾いてたんですね。

それを見て、「何だこいつ!性格悪いな~」と思いましたが、
見方を変えれば「大人ぶった弾き方するけど子供らしいとこあんのね、面白い。」
挨拶とかは超レディファーストで紳士的に振る舞ってました。
すごいこ。

なんちゅーガキじゃ[exclamation×2]って思ったね[ふらふら]

でもね、ネットで見るとほめてる人が多かったですね。
吸収力がすごいからこの年でこんなに表現力があるんだ!とか書いてる人がいて
私はひねくれてるからそれって大人の真似がうまいだけじゃないの?とか考えちゃうんですよね。
いかに吸収したものを(計算を)自然に、自分のものとして見せるかってのも重要なのはわかるんだけどね。
どうしても年相応じゃないものが苦手なんですよ。
まあ、いろいろな考え方や見方があるってことさ。

その時感じたことも話作りに少なからず影響してるかな。
でも、その子は麗音と違ってしたたかそうだし、精神強そうだわ。

もうひとつは、国内外のコンクールでけっこう入賞してる女の子に会う機会がありまして。

最初会った時はまだ十代だったこともあるけど、こういう世界にいるのに全然ギスギスしてないし素直だし無邪気だし、いい子だな~って感心したんだよね。すごくいい子でびっくりした。
(名門音楽学校出身の人にどんだけ偏見あるんだ)

そして3年後に会った時は、何か擦れちゃった感じで昔とは違うし、なんかどうしちゃったの?大丈夫かな?って思った。
生活の疲れが滲み出てる感じで。
まあ、それが大人になることなのかもしれぬが…ちょっと寂しくなっちゃいました。

などなど音楽での出会いももちろんそれ以外も肥やしになっています

音楽以外でも音楽との共通項や使えるネタはたくさんあります
(スポーツとかはある意味音楽界より理想的な所もあるし。)
無駄なことはないと思えるよ(笑)

さて麗音と日輝は対になるように作っていますが負けず嫌い、自分の才能に自信はあるが短所もわかってる、変にガツガツしてない、他人は絶対に陥れない、というところは共通してます。
いくら天才だから欠点あっていいと言っても他人をおとしめたら終了だしね。
本当に性格悪いのは3流4流以下ですよ!

麗音は傷付きやすい生き方をしてる感じ。
一言多かったり人の神経を逆なでしてみたり
天才ってツンケンしてたり気分屋だったりやる気なかったり超ネガティブだったり浮き沈み激しかったり・・・ってイメージ。
才能と精神のバランスが悪くて危なっかしいというか
誤解されやすいというか
逆に才能あって若いうちからしっかりしてて性格もいいし精神的に強い子はすごい、っつうか存在が信じられない。
他の普通の若い子は何なんだろう・・・って思っちゃうくらいできがいい。
超人ですよ。もちろん尊敬するしそういう人も好きだけど。
そういう場合は極端に天然だったりにぶかったりするんだろうけど日輝はそれもないんですよ。
苦難やスランプも自力で越えてたくましくなっていく。
で、波風たたない上手い生き方を本能的にわかっている頭いいやつ。
天然なわけでもなくどうやってバランスをとってるか不思議。隙がまったくないね。
またひねくれた見方をすると「そういうひとってどこかでプッツリきれたりしないのかな」とか「絶対に弱みを見せないってどうなのかな」「そういう人が絶賛されるのも分かるけど、周りの人だってがんばってんのに比べられて大変だよな」とかたまに考えてみることもあります。

自分でキャラ作っておきながら何を言ってるんだろう、自分は[たらーっ(汗)]

ちなみに麗音の音のイメージは毒が強い感じです。
イメージのもとになってるヴァイオリニストもいます。
音が太いのでもともと好きではなかった演奏をする人だったんだけど、とあるコンクールで薄味のメンコンばっかり聴いてて、そのあとにそのヴァイオリニストさんのメンコンを聴く機会があって。
私が求めてたメンコンはこれじゃなかろうか!ここまでやってくれると納得する演奏だよね。とビビビっときまして。
やっぱりこの人すごいな。と思ったんだよね。
だから麗音はあえて自分が好きではない系統のヴァイオリニストにしてるかも。
インパクトが強い感じで。
実際は初聴きではぱっとしないイメージなんだけど、よく聴くと変な弾き方してないし決して大きい音で押しているわけじゃないけど通る音って人の方が好みかな。
弱音綺麗で上手いひとがいいかな、と。

逆に日輝はホント爽やかですね。
良くも悪くも。

麗音と日輝を足して割ると自分的にちょうどいいかなあと思っていろいろ考えてます。
聡明で芯が強い奴はかえって主人公に向かない気がするんだよね。少年マンガなら王道だけど。
こういう話ならこういう子の方が面白いんじゃないかと思うんだけど、どうすかね・・・?

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人物紹介 [薔薇と十字架]

あ~恥ずかしい。
究極の恥ずかしがり屋なのでネットに作品載せるだけでもめっちゃ恥ずかしいです・・・[バッド(下向き矢印)]
だからラブなシーンも書くの恥ずかしいからあんま書けません。
だって文字にすると生生しくてこっぱずかしいんだもの[ふらふら]
漫画のが思い通りに描けそう・・・と思うけど。
しかし絵はかけない。
糸人間ならなんとか・・・しかしコマ割りがのう・・・。。。
てかますます誰も読まなくなるよね、そんなことしたら[たらーっ(汗)]

そして、人物紹介。
人物紹介なくいきなりストーリーのっけましたが
いろいろ悶々と(笑)考えてたので書きます
この話は天才少年ヴァイオリニストと天才若手指揮者の話です。
昔本で、若い時から活躍していた演奏家がワガママ放題でふとした時に甘えてきたとか書いてあって、その後表舞台から姿を消しただかという話を読んで、考えました。
かなり省略してんな、自分[たらーっ(汗)]

主人公
水沢麗音 みずさわれお
ヴァイオリニスト
小さい時から大舞台で活躍している。
顔と演奏は抜群にいいが性格に問題アリ。
両親共に音楽家。
私が思う天才の姿を如実に反映しています。
天才肌タイプの本当の天才。
世間からは表現>技術と認識されている
もとになった話では技術>表現で、性格はもっとクールな感じだったかな。。。
逆の方が面白いかな、と思って今の形に。
才能>精神力

藤夜瞬 ふじやしゅん
指揮者兼ピアニスト
弾きぶりでショパンの協奏曲もやっちゃう天才指揮者、というか職人指揮者というか・・・
ピアニストとしても相当の腕前
他3人とは違ってはい上がって今の地位まで上り詰めたという、とんでもない精神力と根性の持ち主

藍澤日輝 あいざわにっき
ピアニスト
水沢家と並ぶ名門音楽一家
こいつも小さいときから活躍してる
顔よし演奏よし性格よしの出来過ぎ君
秀才タイプ
伴奏や室内楽もたくさん引き受けている
技術>表現で、常に淡白な演奏と言われる
才能=精神力

岡本周 おかもとめぐる
チェリスト
麗音の幼馴染
名前の漢字で男だと思われるが女子です
水沢、相澤のビックネームに隠れているが、けっこうお金持ちで優秀

メインキャラはこんな感じです。
少ないよね。。。
私の脳みそがショッボイためですorz

あ、忘れてた。

水沢輔 みずさわたすく
麗音の父
世界的指揮者

水沢未来 みずさわみく
麗音の母
人気ピアニスト

もっとつらつら書きたいんだけどそれは本編で語るべきなのよね?ということで自重します[たらーっ(汗)]
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薔薇と十字架 プロトタイプ [薔薇と十字架]

[たらーっ(汗)]注意がき[たらーっ(汗)]
これは1年くらい前に衝動的に携帯で打ってそのまま放置してたものです。
衝動でやったのでちゃんと考えて書いていません[たらーっ(汗)]
誤字脱字間違いなどちゃんと辞書でチェックしてないし・・・
国語力低いとつらいね[ふらふら]
なんかね、主人公視点と私視点が混じってますが気にせず読んでいただけると嬉しいです[バッド(下向き矢印)]

最終的には作者視点にまとめようかな。
主人公もっと何考えてるか分かんない子にしたいし・・・。

ではプロトタイプスタートです。
逃げるなら今ですよ[exclamation×2][たらーっ(汗)]




「ヴァイオリンを弾いても弾かなくても、麗音は麗音だよ。俺が保証する。
いつか、俺が迎えに来るから…。だから待ってて…。」


それからその言葉だけが、俺の支えだった。


***


あの別れから10年。
麗音と呼ばれた男の子は16歳になった。
細く、さらさらした質のいい黒髪。
何もかも見透かしたような、それでいて捨てられたような目つき。
よく言えば、女性陣からは儚いと騒がれそうな雰囲気だ。


「きたぜ、ワガママ王子」
「楽だよな~、親が権力者だと」
「今日もリハ遅刻だもんな」

ヴァイオリンを持った麗音が会場に入ってくる。

「あいさつもなしだぜ」
「ごめんなさいもなし。どんな育て方してんだよ」
「これだから甘やかして育てられたガキはよ~」

陰口を叩かれるのはいつものことだと、麗音は微塵も気にしない。

小さいころから演奏活動をさせられていた麗音は、自分がワガママを言うより、大人にワガママを言われてきた。

この世界で、大人に翻弄され続けてきた。

だから、今自分が大人を使ってやって、バカにして、何が悪い。
自分を金儲けの道具にしてきた両親を困らせて何が悪い。
どうせ弾けばいいんだろ。
ヴァイオリン以外の自分なんていらないんだろ。

そう考えていた。


***


もうずっと、俺の音楽は空っぽだ。

何も聴こえないんだ…。

今は、昔の自分のマネして弾いてごまかしているけど。

きっとすぐ限界が来る。

どうしようもないんだ。1人では。

だから、早く迎えに来て。

ここで、待ってるから。

ツカサ兄ちゃん…。


***


ー10年前ー


6歳の麗音には、その才能も、有名音楽家の息子という地位も重すぎた。

「イヤだよーお外に弾きに行きたいよー!」
「何言ってるの!そんなのムリに決まってるでしょ!」

母を見送り、うつむいた麗音はぽつりとつぶやいた。
「だって、お外じゃないとみんな話しかけてくれないんだもん。」

麗音は少し変わっていた。
いや、かなりと言っていいかもしれない。
彼は自然から聴こえる声を音にしていると言ったのだから。

それでも、麗音の音楽は多くの人の心をとらえ、持って生まれた才能は大きく、6歳ながらメキメキと実力を伸ばしていた。

「あ」
一人練習していた麗音は何か気付いたように窓を開けた。

すると、空き家のはずの隣の家に人影があるのがわかった。

「誰?お引っ越ししてきたの?」
人影が答える。
「うん。昨日ね。」
麗音は物珍しそうにその人を見つめる。
色素の薄い肌に髪の毛。
自分のものとは全然違う。
「きれいだね」
目を丸くして嬉々としている麗音に人影が照れくさそうに言った。
「ありがとう。」
「お兄ちゃん名前は?」
「ツカサ」
「僕はレオ。」
「かっこいい名前だね。あ、それヴァイオリンだよね?」
「うん」
「聴かせてよ」
意外な言葉に驚きながらも麗音は答えた。
ヴァイオリンを構え弾きはじめる。
コンクールの課題曲。メンデルスゾーンのコンチェルト。
麗音のヴァイオリンには新しい出会いの喜びが満ちていた。

拍手しながらツカサが言った。
「すごいよ、レオくん。ていうより、面白いメンデルスゾーンだね」
「ふふ。今はお兄ちゃんしか聴いてないから、特別。お父さんやお母さんの前でこんな弾き方したら怒られちゃうから」
麗音は気丈に振る舞って言う。
小さいながら麗音は親の顔色をよく伺う子どもだった。
そんな素振りは感じさせないような、笑みを浮かべるため誰も気付かないが。

「じゃあさ、これからも俺にヴァイオリン聴かせてよ。その時だけは自由に弾いて?」
「本当に?」
「うん」
「いつでも?」
「うん、いつでも。俺、この通り病気だから。」
だから、こんな時間にパジャマなんて着てるんだ…なんとなく麗音は納得した。
「じゃあ毎日弾くね!」

これが出会いだった。

俺の才能はたくさんの人の人生を狂わせたのかもしれない

両親も俺自身すらも


***


コンサートが終わり、麗音はため息をつく。

今回の指揮者も麗音の両親を怖がってペコペコしてきた。
そのクセ音楽も満足にできない。

やっぱり、ろくでもない奴しかいない。

つまらない。いや、辟易する。

こんなガキのいいなりになって、バカみたいだ。


不満ばかりたまる毎日に嫌気がさして、今日の夜も麗音は街に出た。

いきつけのクラブでいろんな女性と話してはキスを交わす。
誰か一人を選んで朝まで共に過ごす。
麗音の夜はいつもそうだ。

それでも何一つ満たされることはなかった。


***


朝方、家に戻ると父さんと母さんが玄関に立っていた。
「また勝手に抜け出したな?!」
俺はそれをムシして玄関に上がった。
「しかも練習してないんじゃないの?」
「練習しようがしまいが俺の勝手だろう」
冷めた声色で俺は答えた。
母さんは逆上して責め立ててくる。
「麗音、あなた最近どうしちゃったの?」
どうしたもこうしたも、誰も俺を金儲けの道具にしか見ないならこうするしかないじゃないか。
どうせ、誰も本当の、ありのままの俺を見ない。見ようとしない。
「ヴァイオリンを弾かないお前なんて何の意味もないんだからな!?」
ほら来た。得意のセリフ。
俺はわざと大きくため息をついて部屋に向かおうとした。
すると母さんが一言口にした。
「麗音、あなたに紹介したい人がいるの」
「…え?」
「そう。教育係みたいなものよ。」
教育係…何だよ、それ。
また他人まかせかよ。俺の話は聞いてくれないんだ。
もう何度このハードスケジュールをやめたいと言ったことか。
おかげで学校をたくさん休むことになり、俺はますますみんなの嫉妬の対象になった。
「夜は出歩かないで、彼にヴァイオリンを教えてもらいなさい。信頼できる指揮者だよ」
「…」
返事はせずに階段を上る。
教育係って、どうせまた自分たちの機嫌を取ってフォローしようっていうやつを用意してるんだろ。
こないだ来たやつだって、父さんと母さんの素晴らしさとか、どれくらい俺のためを思ってるかとか、吹き込んできたし。
ていうより、見張り係か。
今度はどんなワガママで追い出そうか…
考えながらドアを開けた。

部屋の中に一人、後ろ姿が見えた。

一瞬、息が止まるかと思った。

そう、それは懐かしい後ろ姿だったから。待ち望んでいた人の姿に似ていたから。

その人は振り返って言った。
「おはようございます」
「ツカサ兄ちゃん!!やっと来てくれたんだ!俺ずっと待ってたんだよ!」
俺は柄にもなくはしゃいでその人に飛びついた。
やっと、会えた。
来てくれるって信じてた。
ところが、返ってきた言葉は…
「ツカサ…誰ですか?俺は藤夜瞬というんですが…」
「え、だって、その髪にその顔…ツカサ兄ちゃんでしょ!?十年会ってなくたって俺にはわかる!」
いや、俺がツカサ兄ちゃんを間違えるわけがない。
藤夜瞬と名乗った教育係は、困惑の表情を浮かべた。
「俺の髪は染めてるんですよ」
「うそ…」
よく見れば、瞳の色が違う。彼の瞳の色は黒だったが、ツカサ兄ちゃんは緑がかった薄い茶色だった。
間違えた?!
他人に、しかも親が雇ったやつなんかにこんなところを見せてしまったなんて。
信じられない。
最悪の失態だ…。
急に恥ずかしくなった俺は部屋をでようとした。
「どこに行くんですか?」
改めて見てみると、雰囲気はツカサ兄ちゃんとは全然違う。
ふにゃふにゃ笑って、ただのチャラいやつじゃないか。
こんなやつをあの人に間違えてしまうなんて…
自分の単純さに腹が立つ。
むしろ、俺そんなにツカサ兄ちゃんのことばっか考えてたのかなあ。
「どうかしましたか?」
「うるさい」
今日はこれから学校だ。
とにかく早くこいつから離れよう。
俺は教育係をほっといて学校の準備をはじめに行く。
まずは、シャワーか。


準備を済ませた俺はそそくさと玄関を出ようとした。
玄関先で待っていた藤夜がへらへらと話てきた。
「麗音くん、午後からのリハーサル、来て下さいね」
「イヤだ」
「いってらっしゃい」
早足で学校へ向かう。
まさかあいつ、ずっとうちにいる気じゃないよな…?
最悪だ。なんか、気まずいし。


今日もリハーサルサボろうか…どうせ練習しても変わりっこないし。
そんなことを考えながら午後イチの授業を受けていた。
すると、ガラリ、と教室の扉が開く。
何だろ…ぼーっと扉の方を見やると
「ふ、藤夜?!」
「またサボろうとしたでしょ?迎えに来ましたよ」
迎え?!
クラスに笑いが沸き起こる。
俺は仕方なく荷物をまとめて教室を出た。
そんなことされたら、教室にいにくいし。みんなの前でワガママ言うわけにはいかないし。
考えたな、こいつ。
でも、高校生になってまでお迎えなんて…恥だ。
ま、大恥なら朝こいつの前でかいたが。
俺たちは車で会場に向かった

ヴァイオリンを準備して舞台に上がった俺は、あるモノを見て唖然とした。
「な、なんであんたが…」
指揮台に立っていたのは藤夜だったのだ。
「あれ、言ってませんでしたっけ?」
言ってませんでしたっけって…
ケロッと言うなよ。
「共演者の名前くらい覚えといて下さいね」
こいつのふにゃっとした笑顔は何か含んでいるようで苦手だ。
「必要ない。」
誰がやったって毎回同じようなダメ演奏だったし、いちいち覚えている価値はない。
今回だって、絶対、そうなるに決まってる。
「だいたい、いくつなんだよ。あんた。指揮者にしては若くないか?」
「こう見えても29ですよ。」
29歳…ツカサ兄ちゃんは確か今25歳のハズだから…やっぱり、違うんだ…。
って、こんなやつのわけないだろ。
何いまだに夢見ちゃってんだよ、俺。
「どうしました?はじめますよ。それと、俺のことはあんたじゃなくて、せめて名字で呼んで下さい」
俺は返事をせず、目をそらしたままヴァイオリンを構えた。
ここからは、俺の独壇場。
誰も俺の音楽を邪魔はできない。


***


リハーサル終了後、団員はやはり噂話ばかりしている。
「王子様、珍しく遅刻して来なかったけど、噂通りの暴れ馬だな」
「やっぱりあんなナヨナヨした若い指揮者の手には余るな」
「制御しきれてないよね」
「しかし、水沢麗音。よく言えば面白い、悪く言えば勝手、だよな。合わせにくいっちゃ合わせにくいというか…」
「おまけにあの性格。」

しかし女性陣の話題は違うところにあったようだ。
いわゆる美形の藤夜は評判がいい。
しかも、麗音にワガママを言われても動じることがない。
紳士的という意見もあれば、もっと男らしくビシッと言ってやれとの意見もある。
「そういえば、噂なんだけど…」
「何なに?!」
興味津々で他のメンバーが反応する。
「麗音くんって、普段はあんな感じだけど…ふとした時に、甘えてくるらしいよ?」
「え~…お姉さん、僕、今日は帰りたくないんだ…とか?!」
「キャー!!!!!!!」
当の本人たちは何も知らずにいたが。

麗音にいたっては明日の本番前のリハーサルをどうやってサボろうかばかり考えていた。


***


その日の夜、藤夜をまいてきた俺はふらっとコンビニに立ち寄った。

雑誌のコーナーには女性が2人いた。
「すっごい可愛くない!?」
「可愛い可愛い」
きゃあきゃあうるさいなぁ、と思ってチラッと見ると、
彼女たちの見ているページには…
俺!?がいた。

そういえば、こないだ女性誌のグラビア撮影やらされたんだっけ。
両親はこういうプロモーションにもぬかりはない。
音楽に関係ないことはしたくないのに。

てか、俺「可愛い」、なんだ…。
軽くショックを受けたが、彼女たちは俺に気付かず会話を続ける。
「ヴァイオリニスト、水沢レオ…だってぇ~」
「え~、こんな可愛いヴァイオリニストいるの?!」
「お知り合いになりたぁーい」
「ヴァイオリン以外のこと知らなそうだよね」
ふーん、騙されてる騙されてる…。
我ながらすごいなーと思ってみる。
どうせ今日は帰らないから、ここでつかまえてもいいよな。
「じゃあお姉さん、今夜俺と遊んでくれますか?」
「え?!うそ、本物?!」
目の前の彼女たちはかなり驚いている。なんかベタな展開…と思ったら、後ろからガッツリと頭を掴まれた。
「見つけましたよ、麗音くん。帰りましょう?」
「な、藤夜!なんでいんだよ!」
「なんでって、言われましても…。見つけたからいるんですよ。」
「ふざけんな!お前はストーカーか!うわっ」
その瞬間、俺の体は持ち上がり藤夜の肩の上に乗せられていた。
「おい離せよ!」
「すいませんでした…」
藤夜がお姉さんたちに謝り店をあとにする。
今までのやつは探しにもこないで給料ばっか持ってってたのに。
いかんいかん…何感心してんだ俺…。


家に着いた俺はまっすぐ部屋に向かった。後ろから藤夜が言う。
「明日のゲネプロ、来てくださいね」
「嫌だ。だいたい、なんで俺がお前の肩に乗っけられて運ばれなくちゃなんないんだよ」
「そのことは謝ります。すいませんでした」
素直すぎる相手に俺は戸惑う。
「じゃあ、明日のゲネプロは来なくていいですから。その代わり今日は家で大人しくしていてください」
「…」
なぜか俺は、その時藤夜を呼び止めようとした。
なぜかは…わからないけど。
でも、けっきょくこいつも、俺にも両親にもいい顔したいだけじゃないか。
バカだよ。あっさりあんなワガママ聞いてくれちゃってさ。
「お願いします出て下さい」なんて、頭下げてくればいいのにさ。


***


また、いつも通り退屈な本番。
この日のコンサートはオールチャイコフスキー。
後半に悲愴を持ってきてるなんて、自分の力買いかぶりすぎなんじゃないの、あいつ。
そして一曲目、幻想序曲「ロミオとジュリエット」が始まった。
この日の俺はなぜか舞台裏で聴いていた。
なんとなく、あいつの実力を計りたかったのかもしれない。
結果は…やっぱりつまんなかった。
あんなもんか。
ツカサ兄ちゃんのピアノの方がずっとすごい。
ツカサ兄ちゃんは体調がいい時はピアノを弾いてくれた。
2人で合奏したときもあった…。
楽しかったな、あの頃は。ほんの少しの、短い間だったけど…。
「麗音くん!麗音くん!麗音くん?!」
「え?」
「何ぼーっとしてるんですか、出番ですよ?」
いつの間にか終わっていたらしい。
我に返った俺は急いで気分を切り替える。

舞台の中心へ向かう。

前奏がはじまる…
どうせ、昨日と同じ…
え?!
押し寄せるオーケストラのプレッシャーに俺は驚いた。
これが、昨日と同じ指揮者の演奏なのか!?
ソロが始まる直前、俺は藤夜の目を見た。
いつもの笑みがそこにある。でも何か、雰囲気が違う。
本当に同じやつなのか…?!
いや、動揺してる場合じゃない。
俺は再び曲に集中した。

何だろう…引っ張られる…
いつもみたいに好き勝手弾けないっ…!!

曲が終わり拍手が鳴る。

終始俺のヴァイオリンは藤夜の指揮に支配されていた。失敗だ…

あれ?

いつもより、盛り上がってる?
ウソだろ…俺は自分の音楽を出来なかったのに…
こいつに、藤夜に負けた?

拍手がやまない。
でも俺は乗り気になれない。
なんで…

俺はその拍手が自分に向けられた気がしなくて、一目散に控え室に戻った。

「なぁ、本当に昨日の指揮者だよな?」
「王子様、プライド丸つぶれ?」
走る途中に楽団員の声が聞こえた。
俺のプライドが丸つぶれだって?
みんなにそう思われてるなんて。


最後の曲が始まった…
これは…まぐれとかじゃない。
あいつ、ネコかぶってやがったのか?!
本番の、一曲目まで犠牲にして。
一体何のために?!


もんもんとしてきた俺は、誰とも会いたくなくて、曲が終わる前に会場を急いで後にした。

何なんだ!あいつ!


***


「おやおや、ご機嫌ナナメですか?ワガママ王子様は。」
「勝手に入るな!しかも何だよそれ。」
「何って、みんな影であなたのことそう言ってますよ?」
と、とぼけた表情で藤夜が言う。
こいつ…やっぱりワザと…。
「出てけよ、顔も見たくない」
「せっかく取材とか切り上げて帰ってきたのに」
藤夜は残念な表情を作るが、なんだか胡散臭い。
もしかしたら、とんだ食わせ者なのかも。
「どうでした?今日」
と言われ、多少プライドが傷ついた…とは言えない。
いや、多少どころかかなり傷ついてる。
でも、それまで知られたらますます傷つく。
「藤夜さん、思ったよりスゴくて、俺ビックリしちゃったよ。共演できて良かった」
一言だけ言って部屋を出ようとした。
これが精一杯の努力だ。
共演できて良かったなんて、微塵も思ってるもんか。
背中越しに藤夜の声がした。
「麗音くんって、本当にプライドが高いんですね」
「え?」
「顔に全部でてますよ」
そんな…必死でこいつへの敵意を取り繕ってたつもりなのに。
「そういうところも、子どもですよね。」
「どういうことだよ?」
ムシすればいいのに、何で聞いちゃったんだろう。
「いい加減、ご自分の欠点を認めたらどうですか?」
見下したような、冷たい視線…
普段の態度からは考えられないくらいの。
「ムカつく。嫌いだ、アンタ」
「本当、ガキだよな。お前のヴァイオリンと同じ。」
藤夜の口調が変わる。
態度もさっきまでとはうって変わってふてぶてしい。
「どうだ?自分の誇りたる音楽で負けを突きつけられた気分は」

ウソ…
これが、二重人格ってやつ?
まぁ、この世界じゃ珍しくもないし。
むしろ俺なんて裏も表もないくらいに悪いけどさ。

俺はこいつに二回も騙されたってこと?
キツネにつままれたような顔で俺が突っ立ってると藤夜が近づいてきた。
とりあえず、部屋を出ようとドアノブに手をかける。

すると、俺がドアノブにかけた手を藤夜がつかんだ。
「はなせよ…」
「話、最後まで聞いたらな」
こうなったらとことん反抗してやる。
俺は振り返って藤夜を睨む。
「聞きたくない」
「ったく、ガキだな」
呆れたように藤夜が言う。
もう、こいつに何言われても気にしないようにしよう。
だいたいガキだと言われても困る。
ま、実際まだガキだけど・・・。

っていうより…
近い…っ!!
「お前のヴァイオリンは好き勝手やってる子どものヴァイオリンだ。」
「それの何が悪いんだよ」
「秩序のない自由なんて、美しくないだろう?」
「は?」
何を言ってるんだろう、こいつは。
必死に守ってきた、最後の一つまで否定された気がして俺はうつむいて顔を歪める。
すると、藤夜の顔が近づいてきて、耳元でささやく。
「俺が、麗音くんのヴァイオリンを大人にしてあげますよ」
「…っ!」
吐息がかかるほど近い。
普段の口調に戻った藤夜は勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「それじゃ、おやすみなさい」


「っざけんなよ!あのクソやろう!」

藤夜が部屋を出てから、小声で文句を言う。
本当はでっかい声で叫びたかったけど、聞かれたらイヤミ言われそうだし。
まじ、腹立つ!!

とんでもないやつが教育係になったかも…。
こいつの本性は、きっと両親も気付いていないだろう。
いつもならもっと冷静に対処できるのに、こんなに熱くなってしまうのは藤夜がツカサ兄ちゃんに似ているから、なんだろうか。

同じ顔のクセに性格は全然違うし…
ツカサ兄ちゃんとの思い出が汚される…あんな奴!

何なんだよ。あいつ。
何があなたのヴァイオリンを大人にしてあげますよだっつうの!



***


今日は試験の伴奏合わせがある。
そのため、授業が終わった俺は練習室に向かった。
約束の時間になっていたがそこには誰もいなかった。
……………………。
……………………。
……………………。
あれ?
30分は経とうとしていた。
まさか、また…?
たまに、こういうことする奴はいるけど…
やっぱり俺って良く思われてないのかなぁ…?

ガチャリ、と扉の開く音がして俺は振り向いた。
「あれ?」
そこにいたのは伴奏者の秋田ではなかった。
背の高い、いかにも爽やか系。
人なつっこそうな笑顔で申し訳なさそうに謝る。
「すいません。秋田、来れないみたいで…」
「やっぱり、やりたくない、ってことか…」
「いや、そういうわけじゃ…ありますけど。」
「お前が申し訳なさそうにしなくてもいい」
人が良さそうなやつだ。
同級生に頼まれて仕方なくって謝りに来たって感じかな。
「あの…先輩、伴奏、俺にやらせてもらえませんか?」
「え?」
「俺、一年の相澤日輝です!とりあえず、一回合わせてから判断してもらってかまいませんから」
熱血な感じに気圧された俺は、とりあえず一回合わせることにした。

「よろしくお願いします、センパイ」


人からは取っ付きにくいと言われる俺に、こんなに自然に話しかけてくるやつって珍しい…。

少しは気分転換になったが、やっぱり帰るのは気が重い。
はー、っとため息をついてふと前をみると
「げ」
校門前に藤夜が迎えにきていた。
「お帰りなさい。麗音くん。」
表・藤夜だ。
その含み笑顔やめろ!
ムシしたら、またやれガキだの何だの言われると思い素直に車に乗り込んだ。
「今日は素直ですねぇ」
イヤミくさいんだよ!
素直に車乗って悪いか。
俺は反対側の窓の外を見る。
「負けず嫌い、なんですね」
「違うし」
「どうせ素直に乗らなかったらまた俺に何か言われると思ったんでしょう?」
図星だ…
どうやら全てお見通しの上らしい
藤夜は返す言葉もない俺を小さく笑う。
それから家に着くまで無言のままだった。


***


「と、いうわけで、さあ、リサイタルのレッスンでもしましょうか」
「はぁ?曲ならもう決めてるし、お前の助けなんて必要ない。」
「だって伴奏、合わせないとダメですよ」
「誰と?」
「あなたと俺が」
「…へ?」
唐突な答えに俺は戸惑った。
まさか、リサイタルの伴奏も藤夜…?
そんなわけないよな、指揮者が高校生ヴァイオリニストの伴奏なんて。
また反応を見てるわけ?

「どうぞ」
そこには俺の今後3ヶ月間のスケジュールが書いてあった。
よく見てみると…
指揮・藤夜瞬
ピアノ・藤夜瞬
の文字ばかりが目に付く。
ウソだろ…そんなのありかよ。
「あ…」
「残念ながら全て本当のことです。暴れ馬の調教が終わるまでは俺が全部面倒見ます」
「ありえないだろ、それ」
「とにかく、早く一人前の人間になって下さいね」
「なんだよそれ。人を出来損ないみたいに…」
「事実そうでしょう。あいさつはしない、ワガママ言うわ遅刻するわ。常識ないのに働こうなんて虫が良すぎると思いませんか」
ひょうひょうと言ってのける藤夜がかんに障る…
たかが会って数日の男に何でここまで言われなくちゃなんないんだ。
俺だって好きで常識ないようにふるまってるんじゃない。
小さい頃から早く大人になるよう急かされてきて…それに疲れただけなのに。
人の気持ちも知らないで。

大人になれ大人になれって、うるさいんだよ。
だいたい…
「絶対にやらないからな。ピアニスト変えないと弾かない」
「…今のあなたが弾いてもめちゃくちゃになるだけです。子どもだから合わせてもらえる、多目に見てもらえると思ってるんじゃないですか?」
「なんだよそれ」
容赦なく、藤夜の批判めいた説教は続く。
俺は、自分のことを子どもだとも思ってない。
俺は、俺だ。
「俺との共演だって、自分が負けてるとまた思い知らされるのが嫌なだけでしょう」
「ふざけんなこの二重人格!」
どん、と目の前にある藤夜の体をたたく。
口調はネコかぶったまんまだけど、声色や威圧感は違う。
ますますイライラする。
反応を楽しまれているようで。
「その口調、気色悪いんだよ。それなら裏の口調で言ってくれたほうがまだマシだ」
「そうですか。じゃ、お言葉に甘えて。今から素の俺でいくから」
この見下した態度とか、本当腹立つけど口調であやふやにされないほうがいい。
「プライド高いと大変だな…」
「余計なお世話だ」
「じゃ、やるぞ。時間のムダだ」
藤夜にいきなり会話を切られる。
それじゃ言い逃げだ。
「どうした?言うこと聞かないなら、プライドまたへし折ってやるぞ?」
今度プライドが傷ついたら本番で失敗する気がする。
いっそのこと、わざと失敗するって手もあるけど、それは俺のプライドが許さない。
時々、自分で自分の性格に呆れることがある。
悩んでも、そう簡単には変わらないし。変えるのも怖い。
「わかったよ。やる」
「素直でよろしい」
やっぱりこいつには、急に怖くなったから合わせることにした俺の気持ちもお見通しなんだろうか。


***


一曲、合わせ終わると藤夜が口を開いた。
どうせすごい文句ばっか言われるんだろうな。
ていうか、なんでピアノこんなに上手いんだ。
本当、腹の立つ男だ。
ところが、予想外の言葉が出てきた。
「やっぱり、面白いな。お前のヴァイオリンは」
え、もしかしてほめてる?

「雑だし、対抗意識バリバリだけど、仕掛ければ面白い反応を示すし。スリリングでいいんじゃねぇの?」
喜ぶな、俺。
いつもは誰にほめられても信じられなかったけど…
「ただ、ずっと聴き手に緊張を強いる演奏はどうかと思うがな。」
何で今はイヤミっぽくないんだろう…
「麗音、ヴァイオリン置け」
「うん…」
何素直になっちゃってんだ、俺。
「え?」
気付くと、藤夜が手を俺の腰に回していた。ありえないくらい、密着している。
「それよりお前、そんなに俺と合わせるの嫌か?」
「あ…い、嫌も何もあるか!この変態!離れろ!」
「初対面でいきなり抱きついてきたのはどこの誰だったっけ?」
「それは、人違いだろ!だれがてめーなんか!」
またイヤミくさい藤夜に戻った。
一瞬でも感心した俺がバカだった…。
すると、真面目な顔して藤夜が言った
「保証するよ。俺たちの息がぴったり合えば最高に気持ちいいぜ」
だから耳元で話すな!
「俺は合わせる気ないから」
「言っただろ?大人にしてやるって」
「な…あんた、いちいちヤらしいんだよ!」
あれ、藤夜が何も言い返してこない。
沈黙に耐えられず、背けた顔を正面に戻すと藤夜の顔が近づいてきた。
反射的に俺は顔をよけて叫んだ。
「やだ!」

「ふっ…あははははは」
藤夜の大爆笑に驚く。
「何がおかしいんだよ」
「キスされると思うなんて、お前って本当ガキ。お前よっぽど思考回路乙女なんじゃねぇの?」
騙された…
こういう時、自分の単純さとか、子どもの部分が無性に嫌になる。
どうがんばっても、駆け引きとかは大人のこいつに負けるって。
「ま、せめて演奏中もそれくらい想像力働かせてくれよ?」
信じられない。
17やそこらの高校生だましてそんな余裕かましまくってるなんて。
はっきり言ってますます合わせたくなくなった。
こいつと音楽やるなんて不快だ…
絶対楽しくも気持ちよくもなるもんか






ぐわ~[exclamation×2]恥ずいなぁ。

ほんと下手な文でスイマセン[もうやだ~(悲しい顔)]

なんか半端なところですが、プロトタイプは終了です。
決定版はもうちょと変えます。
どうやったらBLになるのか悩みながら書いてますね~[たらーっ(汗)]

引き続き編集頑張りマス。。。


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使いたい曲を書き出してみた [薔薇と十字架]

なんとなくイメージに合う曲や出したい曲をメモってたものをまとめてみることにしました。

それにしてもたくさん…
ありすぎだろ。。。
ここから更に振り落とすのであくまで候補曲です。
せっかく削っても足しちゃうかもしれない私は優柔不断。
こいつ何なんだと思ってくれてかまいません(笑)
まあ私用のメモということで[たらーっ(汗)]
誤字脱字たくさんありそ[がく~(落胆した顔)]


ハチャトゥリアン 仮面舞踏会、ヴァイオリン協奏曲、詩曲、舞曲
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー ロミオとジュリエット、悲愴、懐かしい土地の思い出、眠れる森の美女
フランク ヴァイオリンソナタ
ラフマニノフ ピアノ協奏曲2、3、ヴォカリーズ、チェロソナタ
リムスキー=コルサコフ シェヘラザード(クライスラー編曲)
ブルッフ スコットランド幻想曲、ヴァイオリン協奏曲1
ラロ スペイン交響曲
ロンドンデリー(でも主人公のヴァイオリンのイメージとは違うなぁ…)
ロクサーヌのタンゴ
ケーゼ ジェラシー
カルロス・ガルデル ポル・ウナ・カベーサ
ピアソラ タンティ・アンニ・プリマ、オブリビオン、グランタンゴ、リベルタンゴ、ブエノスアイレスの四季、天使の組曲、悪魔の組曲など(どんだけ使いたいんだよ)
パラディス シチリアーノ
リバーダンス
バッハ ヴァイオリン協奏曲3(復元版?)
ヴィヴァルディ 四季
アルビノーニのアダージョ
タルティーニ 悪魔のトリル
コレルリ ラ・フォリア
ヴィターリ シャコンヌ
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲4か5
リスト ピアノ協奏曲1
ペレアスとメリザンド
フォーレ ヴァイオリンソナタ、エレジー、子守唄、シチリアーノ
ブラームス ヴァイオリンソナタ3
シュトラウス ヴァイオリンソナタ 
ルクー ヴァイオリンソナタ
ストラヴィンスキー プルチネラ、火の鳥
バーバー アダージョ
ホームスイートホーム
サラサーテかワックスマンかフーバイ カルメン幻想曲
ラヴェル ツィガーヌ
バルトーク ルーマニア民俗舞曲、ソナタ1
ガーシュイン 曲は未定・・・。 
ディニク ひばり
シューベルト=エルンスト 魔王
ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ  ラ・ヴァルス
サンサーンス ヴァイオリンソナタ1
ヴィエニャフスキ 創作主題による華麗なる変奏曲、伝説曲、華麗なるポロネーズ、ヴァイオリン協奏曲
、言葉のないロマンスと優雅なロンド
メンデルスゾーン ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲、ヴァイオリンソナタ、宗教改革、フィンガルの洞窟、幻想曲
禁じられた遊び
クライスラー レチタティボとスケルツォ・カプリス、シチリアーノとリゴードン、テンポディメヌエット
レスピーギ 交響詩ローマ
プロコフィエフ ヴァイオリンソナタ1,2
ショパン ピアノ協奏曲1、2、バラード、スケルツォ、ワルツ、チェロソナタ
レ・シルフィード
ジョブリン エンターテイナー
ディープリバー
モンティ チャルダッシュ
ヴュータン ヤンキードゥードゥル風アメリカの思い出  
ヴォーン・ウィリアムズ グリーンスリーブス幻想曲、タリスの主題による幻想曲
ドヴォルザーク オセロ  ソナチネ
ダンディ イスタール
ルクー モルト・アダージョ
シュトラウス ドン・ファン
ブロッホ バール・シェム、ヴァイオリンソナタ
シューベルト 未完成
モーツアルト 交響曲40番、ピアノ協奏曲14
コダーイ ハーリ・ヤーノシュ
ハイドン ヴァイオリン協奏曲
シューマン ヴァイオリンソナタ1、3 、幻想曲(ピアノ、ヴァイオリン両方)
グリーグ ヴァイオリンソナタ1、2 でも3も出したくなってきた。。。 チェロソナタ
カサド 親愛の言葉
グラズノフ 吟遊詩人の歌
ポッパー ハンガリー狂詩曲
ルビンシテイン メロディー
シュトラウス チェロソナタ
キュイ オリエンタル
ピアノ三重奏 メンデルスゾーン、シューベルト、アレンスキー、シューマン、ラフマニノフ、ブラームス3、ラヴェルのどれか
プロコフィエフ 戦争ソナタ
バーバー ピアノソナタ
ブラームス ワルツ
バラキレフ イスメライ
ムソルグスキー 展覧会の絵
アルベニス イベリア 幻想的協奏曲
ファリャ 交響的印象「スペインの庭の夜」
ドルドラ カルメン幻想曲  幻影

イザイやヴュータンも増やしたい・・・

だんだん面倒になってきたよ・・・
ああお腹すいた・・・[がく~(落胆した顔)]


ぺトルーシュカ
熱情
テンペスト
アラベスク
ベルガマスク
白ミサ
黒ミサ
スクリャービン エチュード8-12、幻想ソナタ
水の反映
夜のガスパール
ロドリーゴ ファンタンゴ
マーラー アダージェット
黒い瞳
ロータ ロミオとジュリエット
クロイツェル

だんだん手抜きになってきた。。。

恋は水色
愛の賛歌
シェルブールの雨傘
the rose
ムーンリバー
星に願いを
A Whole New World
美女と野獣
ガブリエルのオーボエ
エデンの東
薔薇の騎士幻想曲
ショスタコ ヴァイオリンソナタ
シマノフスキ 神話
序奏とタランテラ
詩曲
プーランク ヴァイオリンソナタ
シューベルト 幻想曲、ロンド
ブゾーニ ヴァイオリンソナタ
コルンゴルト ヴァイオリン協奏曲
カステルヌォーヴォ・テデスコ 預言者
ナイチンゲールの歌
ホタ・ナバーラ
アンダルシアのセレナーデ
椿姫幻想曲
ファウスト幻想曲
トリスタンとイゾルデ幻想曲
サムソンとデリラ
スパルタクス
ジゼル
三角帽子
蝶々夫人
トゥーランドット
テンペスト
ハムレット
序奏とロンドカプリチオーソ
ショパン 幻想曲
ファリャ アンダルシア幻想曲
きらきら星変奏曲
夏の名残りの薔薇
タンゲーラ
クンパルシータ
タンゴ組曲
スペイン民謡組曲
韃靼人の踊り
ラフマ ピアノソナタ
メトネル ピアノソナタ
シューマン ピアノソナタ3、交響的練習曲

しかも晩年のリストはちょっとイメージ違う。。。とかってノートに書いてあるしw

こんな感じかすら・・・
づがれだ~
そして一部カオスw
わりとアニメやドラマや映画見てると今の曲いいな!って言うのが多い
ロマ、ミュージカル、オペラ、バレエ、映画音楽も出したいのさ
劇中でヴァイオリン幻想曲をたくさんやるところあるので
いろんな曲を編曲して主人公が弾く、という感じで。
カルメン幻想曲とかオペラ座の怪人のヴァイオリンファンタジー(あ、あれはチェロも入ってたな・・・)とかトゥーランドットのヴァイオリンファンタジーとか、あんな感じです。
やたら超絶技巧満載で歌うとこは歌いまくるみたいな。

で、存命中の作曲家さんはなんか使いたくても使いにくいよね。
BLに出すのは申し訳ない気がして。
カプースチンとかも使いたいよ~

いや~しかし、変なこと書いてすいません。
珍しく覚え書きが短時間でまとめられるところに集中してたので、
ちょっとやってみたのです。

ああとんだ耐久レースでした。
万が一・・いや億が一最後まで読んでくださった方がいたら大感謝です[ひらめき]
ねむい。。。。。。。。
やっぱりおらには細かい作業は無理だ!
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